ご挨拶
ISPE第5回アジア会議(ACPE)はISPEからの全面的支援を得て東アジアで開催された過去4回のACPE会議に続く国際学会です
(現在はISPEの正式な会議と位置づけられています)。
第1回会議は上海/廬山で2006年に開かれ、2007年の第2回会議は主に教育を目的として東京で開かれました。
2008年韓国のソウルの第3回会議は新しい本格的な国際会議として開かれ、学術研究結果の発表、シンポジウム、教育などからなっており、2009年の台湾台南で開かれた大きな国際会議では口頭発表48題とポスター発表100題以上を数えました。
ISPE第5回アジア会議(ACPE)は第16回日本薬剤疫学会学術総会との合同会議(第16回日本薬剤疫学会学術総会/ISPE第5回アジア会議の合同会議)として開催され、テーマは「アジアにおける薬の安全性のための活動と協力」です。
なお、ここでいう「アジア」とは(ACPEの”Asian”と同様に)「アジア-パシフィック」を意味します。このテーマが表すように、第16回日本薬剤疫学会学術総会/ISPE第5回アジア会議合同会議では”Asian Pharmacoepidemiology Network” (AsPEN)という新しい企画が設けられました。
AsPENの概念は韓国での第3回会議でBJ Park教授により、アジアに特有の薬の安全性その他の問題を追及するための活動として提唱されたものです。
第16回日本薬剤疫学会学術総会/ISPE第5回アジア会議はこのAsPENを現実化するための最初の一歩であり、同じ問題をアジアの異なる国の研究者が研究します。
第16回日本薬剤疫学会学術総会/ISPE第5回アジア会議はまた、アジア-パシフィックを中心とする研究者の研究結果を口頭またはポスターで発表する機会を提供します。
計画中のシンポジウムではアジアにおける薬剤疫学研究に利用可能なデータベースやその他のデータソース、薬の安全性のための規制当局の動き、世界とアジアにおける治療的リスク管理(therapeutic risk management)を取り上げます。
また、教育セッションも豊富で高名な薬剤疫学者による薬剤疫学の基礎および上級編のトピックを学ぶ機会を得ることもできます。
第16回日本薬剤疫学会学術総会/ISPE第5回アジア会議は東京の中心部、高層ビルの広がる新宿で行われます。新宿は高層ビルの街として知られていますが、(本ホームページの写真として採用された)新宿御苑などの「緑」もあり、また新宿から1時間以内には日本庭園がいくつか存在します。
特に重要なこととして、東京はかつてと比べるともはや「とても高価な場所」ではありません。
アジアおよびその他の地域の薬剤疫学に興味をもつ方が一人でも多く東京に来て16回日本薬剤疫学会学術総会/ISPE第5回アジア会議に参加され、また東京や日本のその他地域を堪能されることを希望します。
2010年10月に東京でお会いしましょう。
日本薬剤疫学会理事長
東京大学医学部薬剤疫学講座